2015年07月14日

青葉・緑・都筑地区の研修会

平成27年7月13日(月)もえぎ野地域ケアプラザでの一般研修会の報告です。
講師は 久里浜医療センター 河本泰信 先生 テーマは「三つ巴の力(家族/仲間、医療、自助グループ)」です。
先生自身がアルコール依存症であり、わかっちゃいるけどやめられない状態が続いていたそうでびっくりでした。
【依存症者へのかかわり】
依存症本人に切迫感が無い状態でいくら説得しても無駄。「のむな のむな」の一辺倒のかかわりは依存症者を破滅させてしまうので注意しましょう。
先生によりますと、どんなにひどい依存症者も断酒を始めるタイミングのようなものが2年に1回ぐらいは必ずあり、そのタイミングをものにできるかがとても大事だとのこと。
「本人の尻に火がついた」時に的確な救いの道があるか?。先生はそんな時に、本人に多種のモデルの中から気分よくやれそうなものを選んでもらうとのことです。
介入モデル.pdf

●疾患モデル 依存症を脳の病気ととらえた治療 離脱症状の対処には優れているが・・・・・
●認知モデル(飲酒に関する) 飲酒がいかに不利益なものなのかを考えさせる。でも、人間は理屈では生きていないので「わかっちゃいるけどやめられないよね」・・・・・に
●認知モデル(自己欲望に関する)損得という考えではなく、飲酒の裏にある欲望に気づかせてその欲望を飲酒とは別なもので昇華させる。(先生の一押し)
●力動モデル 精神分析、内観療法 (自己洞察でしょうか?)
●道徳モデル 内省や自己改革 (断酒の誓いにもあります)
●環境モデル 環境を変える。ひとつのきっかけにはなるが・・・
●宿命モデル 無力を認める → 「許された」と感じられる。(自助グループの最大の効果!)

今までの治療は、医療モデルや道徳モデル、宿命モデルをごっちゃにしていた。

【断酒って】
先生曰く 「断酒は努力するものじゃなくて、ふっと風にまかせて、今の自分の場所と違う隣の場所へひょんととべるような軽い感覚でできれば最高。そこって楽な場所ですよ!」

難しい話だけれど、親しみやすい話しっぷりでわかりやすかったです。ありがとうございました。(カブラギ)

最後に先生の新刊のご紹介
「「ギャンブル依存症」からの脱出 薬なしで8割治る “欲望充足メソッド“」(SB新書)
8/12発売予定 864円 Amazonで予約受付中
※ 内容の1/3はアルコール依存症の話です!
  目次 「依存症専門医の私が依存症であることを認めたきっかけ」
     「私はどうやって依存症から脱出したか」 など


posted by カワダン at 20:30| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Posted by カサハラ at 2015年07月15日 01:20
薬なしで、8割治る欲望充足メソッドって、気になるなあ。8割治ったら、医療も自助グループもいらないですね。
Posted by カサハラ at 2015年07月15日 01:24
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: