2015年07月04日

大和での研修会

7月3日大和つくし断酒会での地区別一般研修会に行ってきました。
テーマは「女性とアルコール依存症」(変わりつつある依存症治療)
講師は 神奈川県立 精神医療センター 小林 桜児 先生です。
【講演内容】
≪女性の依存症としての特徴(男性と比べて)≫
依存症になる前に何らかの心の病気(特に 不安障害、うつ病)を持っている方の割合が多い。また、若年で治療に来られる方ほど、心の傷が深いそうです。
生物学的に女性は脂肪をため込みやすいため、肝障害を起こしやすいそうです。
≪心の大切さ≫
おいたちの中で、形式的には家庭があったが、家庭の中で居場所が無かった方が多い。(表面的に虐待があったわけではなくても、愛情をたっぷり受けていない場合などいろいろ。)
そんな家庭の中で、家庭環境を壊さないためにひとり必死に努力してきた。その後社会に出て仕事を持ったり家庭を築くようになるが、周りから評価されない、負担が増えたというような壁にぶち当たった時に、友人や夫にSOSが出せない。
そこで、一時的にアルコールの力で苦しさを解放するようになった方が多い。
そのうち、耐性の取得により「酒益」<「酒害」ですね。
≪先生の治療概念≫
「脳の病気」というより「心の病気」ととらえる。
まずは、患者さんに対して治療に来られたことをほめ、酒をのむしかなかった気持ちの部分を受容する。
酒に変わるものをこれから一緒に探そうというスタンスでかかわる。
共感的理解が得られる場所として、自助グループへの参加を薦める。例会は不安や緊張を酒以外で解放できる場所です。例会で本音を言えること。これが大事。そんな例会でなければ意味が無い。
病院のプログラムSCOPを受けられた方が自助グループにつながる方は60%だそうです。
閉鎖された病院の中ではなくて、社会の中で酒や薬に頼らない生き方を練習することが大事。

女性の依存症の相談があった時には、「心」や「おいたち」の問題が根っこにあることを念頭に相談に乗ってあげてくださいとのことでした。
先生 ありがとうございました。(カブラギ)
posted by カワダン at 09:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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