2014年05月23日

アルコール健康障害対策基本法(5)―――推進のために、私たちができること

 高津支部の相澤です。金曜日ということで、推進の集いin東京まであと二日となっています。連載してきた基本法関連の記事も今回で最終回となります!

【第5回】 推進のために、私たちができること

 前回までで基本法の中身や方向性については一応説明が終わりました。僕自身も非常に手探りながら、なんとなく輪郭だけは見えてきたかなあ、といった感じです。。。さて、今後この法律を推進して、具体的な恩恵が私たちにもたらされるために、何をしなくてはならないのか?そしてなにができるのか?について書きたいと思います。

 この法律が実効性を持つためには、個別法の制定が必要であるということはお話ししましたが、法律ができるまでには数々の苦労があります。なかでもその原案を作成して内閣や省庁に付すとっかかりのところが一番ネックだと言えます。
 ある目的と根拠をもって法律の実現を望んでも、おそらく法律の専門家や代議士の協力がなければ国会での採決までたどり着くことはできないでしょう。したがって今後は以前にもまして国会議員や議員連盟の方々との協力関係が重要になってきます。厚生労働省などの省庁とのつながりも必要になってくるかもしれません。これは個人でやるには限界がありますが、例えば個別法に関しての署名に協力するとか、推進の集いなどの集まりに参加して実績に寄与するなど、小さいところでは協力できると思います。皆が一体となってアピールすれば、かならず国や代議士は動いてくれます。

 断酒会の例会や行事に積極的に参加して、全体としての活気を向上させるというのもひとつの手段です。構成員ひとりひとりが自覚と帰属意識を持ち、行動と考え方を共有している集団は非常に強固です。断酒会の活動をアピールするにも、行政に支援を求めるにも、きっと大きな原動力となってくれるはずです。

 さらに、私たち酒害者が、いまお酒で苦しんでいる真っ只中の人たちを啓発し、手を差し伸べることも重要です。身近にお酒で健康障害や人間関係のトラブルを抱えている人に対して、自助グループという安息の場を提供し、ともに戦っていきたいという歩み寄りを見せれば、きっと私たちの活動に対しての賛同者が増え、大きなエネルギーになるでしょう。

 そして、何よりも重要なのが、酒害者としての自覚です。酒によって心身の健康を損なわれ、生活が壊れてしまった責任を決して他者に求めないことです。自らを戒め慈しむ心、断酒をして新しい人生を切り開くという決意、そして支えてくれるすべて人たちに対しての感謝の気持ちを忘れないことです。
つまり、今回の法律に甘えてはいけないということです。公共の福祉に基づいて、節度と良識をを持って私たちの権利と要求を通していかなければりません。酒害者・行政・医療関係者・そしてそのほかの国民がみな譲り合い、そして互いを尊重し合って推進していかなければなりません。
 「今回の法律は、私たち酒害者だけの、ましてや個人のための法律では決してない」ということは肝に銘じていかなけらばなりません。私たちが声を上げ、そして公益にのっとり、そして正しく権利を主張すれば、かならず光が差してくるはずです―――その日を夢見て、ひとつひとつやれることをやる所存です。


 今回はテキストばかりになってしまいました。。。笠原さんに「まじめで長い文章は読まれない」と言われて気を付けてはいるのですが、今回ばかりはこんな感じで行くしかありませんでした。。。
 微力ながら自分にできることはないか?と考えてやってきたこの基本法についての連載記事も、今回で一応の完結とさせていただきます。稚拙な文章で恐縮ですが、いままで読んでくださった方、ありがとうございました。今後も本法の動向については不定期で記事を投稿させていただきたいと思っております。
 次回以降はまた近況報告や、別の切り口からのアルコール依存症の現状の紹介をさせていただきたいと思います。なにか疑問やご指摘、応援メッセージなどございましたら、お気軽にコメントまたはEmail(azwreo@gmail.com)までおっしゃってください。

最後にいまさらですが、PRをば。。。

アルコール健康障害対策基本法推進の集いin東京
5/25(日)13時より
サンパール荒川にて


 
それではみなさん25日、荒川でお会いしましょう!

相澤 玲央

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posted by カワダン at 16:56| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする