2013年12月12日

麻生研修会のレポートです

みなさん、麻生の研修会お疲れさまでした。山中さん(あえて「さん」で)のお話、素敵でしたねえ。児童相談所でのエピソードは感動モノでした。さて、書記の麻生支部・山口さんからレポートが届きましたので、ご紹介します。

【講演 ‘回復 エピソードを通して考える’】
山中達也先生は、平成元年に川崎市に入職され18年迄、保健福祉の分野で活躍された。川崎市に在職中は、社会福祉士・精神保健福祉士として断酒会の活動にも関与され、アルコール依存症が病気であることも、断酒が可能であることも、依存症からの回復が可能であることも断酒会の活動に参加して学んだ。ことを冒頭自己紹介とともに話された。

1 はじめに あなたは「私」を大切にしていますか。…まずは、大切な「私」に花丸をあげましょう。‥回復のキーワード‥自分と家族の関係修復にとって極めて重要な行為を象徴する言葉である。

2 「回復」のイメージって、どのようなものですか?《会場との相互通行により講演が進められた。》
〔会場から、「私」が回復したと実感する瞬間〕
@出席者:飲酒していた自分のイメージ(自己像)を払拭できた時…先生:自分のサインを把握できている。
A出席者:他人を見る自分の目に余裕ができた。
B出席者(家族):自分の感情を率直に表現できた。
C出席者(家族):自宅の外で他人と上手に交際できるようになった。
D家族・仲間と冗談を言えるようになった。…山中先生:どの人も自分の出すサインを適確に把握できている。各人各様に回復・家族との修復方法がある。他者の評価とは、必ずしも一致しないが断酒するだけでは無く、言動を一致させることは、回復に繋がる行為である。

3 私たちが抱いている「苦しみ」を理解しましょう…自分の苦しみを理解することは、他者の苦しみを認識することに繫がる。人は、自分の置かれた客観的な状況(現実)と主観的な想い、願い、価値観(理想)のズレを感じて(気付いて・認識して)苦しむ。
・アルコール依存症である事実は変えることはできないが、想い・願いを変えることにより苦しみから脱却しよう。
・苦しみを和らげるには、‘ズレを軽くする’・現実を変える’・‘想いや願いを変える’ことも大切である。

4 エピソード@ ソーシャルワーカーの「私」に苦しみが生じた瞬間
  4から6は、講師の山中先生の職業体験により生じた山中先生自身の「私」に苦しみが発生した時から回復までの軌跡を実体験に基づき語られた。
極めて感動的で示唆に富んだお話であった。…児童相談所での体験

5 エピソードA 支えられていない・守られていない・気にかけられていない実感
  職場を去り、転身を図られたが、職場を‘放棄’してしまった後悔、後輩職員・部下を取り残してしまったことによる慙愧の念

6 エピソードB 「私」が回復し、今も支え続けられている事実
  罪悪感に苦しむ・自責の念に駆られる…精神的に凹んでしまっても、人との関係で回復する。‥人と関って一生懸命
生きることにより回復できた。

7 おしまいに…回復のステップと歩む過程
@ 「▼」 立ち止まる…大切な過程である。少し止まり、例会に参加し自分と家族を修復する。‥止まることが歩むことにつながる。
A 「?」 考える…立ち止まって考える。
B 「!」 実感してみる
C 「⇔」 つながる
D 「*」 はなす…苦しみを手放す
…「私」が“大切にしているもの”を他者にも分けることが回復につながる。
posted by カワダン at 14:11| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする